2005年2月28日

メガスターII-4号機が完成
MS2タイタン。愛知博サテライトでの初公開に向け

メガスターII型の4号機「Titan”タイタン"」=(以降タイタン)が、このほど生田事務所にて完成、初投影テストを行った。

メガスターIIは、これまで3台が完成、稼動しているが、1号機フェニックス(川崎市青少年科学館で公開中)と2号機ミネルヴァ(移動公演用)に対し、3号機コスモス(日本科学未来館で公開中)は、メカ、電気系ともに大幅な設計変更が加えられており、第一世代、第二世代に分かれる。タイタンは第二世代にあたり、コスモスと基本的には同型機である。恒星数も500万個でコスモスとほぼ同等。
ただし現時点でタイタンには、コスモスのような調光機能やまたたき機能などは搭載されていない。(搭載は可能)、また恒星原板の設計も異なり、あくまでリアルさを追求したコスモスに対し、タイタンはやや星の明るさや迫力を優先した仕様となっている。タイタンの恒星原板製造には、新型の全固体レーザー直描装置「UMP2」がはじめて使用された。

タイタンは、3月18日から開催される、国際博覧会ささしまサテライト事業”デラファンタジア”内の「手塚治虫のコスモゾーンシアター」にて初公開され、約半年間の上映後、ミネルヴァと同じく移動公演用、およびコスモスのアップグレード技術試験機として使用される予定。