2006年11月27日 | |||
恒星数240万個、メガスターZERO、学習塾に納入 |
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大平技研は、小型ドーム向けの新型プラネタリウム「メガスター0(ZERO”ゼロ”)」を開発、神奈川県内の学習塾に2台を相次いで納入した。
メガスターゼロは、現在2機種あるメガスターシリーズに加わる新機種であり、大平技研として本格販売を予定する初の商品でもある。主に次の特長を持つ。 1.コンパクト(直径26cmでほぼバスケットボール大) 2.リアルで美しい星空(恒星数240万個) 3.メンテナンスフリー(高輝度LED採用でランプ交換不要) 4.サイレント(冷却ファンレス、低振動ドライブ機構) 5.簡単操作(WindowsノートPCで簡単接続動作) 6.小規模ドーム対応(直径4m〜8m) 恒星投影機は新開発のクロス光学系(特許出願中)と、超精密原板を搭載し、コンパクトながら、12等級までの恒星およそ240万個を再現する。(使用データは主にTycho2) 肉眼で見えない微かな星まで再現することで星空の奥行き感はもちろん、天の川も星の集団として再現する。駆動系は標準2軸で、日周運動と緯度変換により地球上の任意の場所、任意の年月日の星空が再現可能(±200年)。もちろんPC接続で、デジタル制御される。補助投影機としては、オプションで太陽投影機が内蔵で搭載可能である。 メガスターゼロは、単独での使用のほか、全天デジタル映像システム(JAXAと共同開発中)や、市販のデジタル映像装置と併用して、静止画や動画、補助投影機能など、多彩な演出機能を活用することも可能である。 メガスターゼロは、その卓越した機動性と高性能を活かし、以下の用途を想定している。 ・小規模プラネタリウム館 ・アミューズメント施設 ・エアドームを使用した移動式プラネタリウム ・ホームユース 大平技研は、現在のところ、2台を学習塾に納入した以外、一般からの受注は行っていない。今後、マーケティングを行いながら、パートナー企業と連携しつつ製造販売を進めていく予定である。
以上 |