恒星球の形を決める
恒星球というくらいですから本来の投影機は球状になりますし、最も理想でもあるのですが、実際は必ずしもそうはいきません。平面の素材から球は作れないのですから、この場合は球に近い形を選択することになります。
ここではいくつかの例を示しましょう。
球形
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本来の理想形。アルミやプラスチック球など、元々球体の素材を使う場合のみ選択できる。穴のプロット作業や穴あけが難しい |
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円筒型
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平面からは最も作りやすい形。ただし隅の方では穴が大きく歪み、肉厚の素材では小さい穴がケラれやすくなる。当サイト卓上プラネタリウムがこの形 |
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円筒円錐台型
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円筒型の改良型。円筒の隅を丸く切り落とし、隅のケラれを少なくした。形状的にも同等の円筒型より幾分コンパクトになる |
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ちょうちん型
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ちょうちんのように、楕円に近い素材をつなぎ合せて造る。形は球に近く理想に近い。座標計算は高等数学を必要とし難しくなる。 |
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多面体型
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複数の平面を組み合わせて造る。面の数によってさまざまに分かれる。他の方式とちがって曲面を含まないので、曲げることができないような固い材料も使用できる。座表計算はちょうちん型同様に複雑 |
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この中から最も適したものを選びます。デザインも考慮して決めるといいでしょう。
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